2024.08.07
7/23~8/2の期間、彩きもの学院全校に於いて、夏期講座「組みひも」が行われました。
「組み台」を用いた通年用の帯締め「丸組」、手編みの夏用の帯締め「夏組」のいずれかをお選びいただき、お好みのお色でお作りいただけます。
目次
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「紐」の歴史は大変古く、縄文時代に於いては植物のツルや皮など用いて作られた土器に文様をつけるための道具として用いられることでした。古墳時代を経て飛鳥・奈良時代になると仏教伝来ともに大陸より組紐技術が伝わったとされ、経典や仏具、巻物などの付属品に飾り紐が用いられていました。平安時代には日本流の組紐が確立され貴族の礼服などに必要不可欠なものとなりました。
明治維新後の廃刀令とともに組紐の需要が突如として少なくなり仕事の大半を失った組紐商でしたが、江戸末期からの「太鼓結び」の流行とともに「帯締め」の利用が庶民に浸透したことで回復、明治期を通して女性の和装の確立とともに組紐による帯締は和装に無くてはならないものとなりなりました。
組み台を使い、錘を一定の順序で動かして編んでいきます。手順がわからなくなった
時には傍にいる講師がサポートしてくれるので安心して取り組めます。
専用の糸を使って夏用の帯締めを編むこともできます 。
こちらでは組み台を使わず、夏糸を台に固定し、三つ編みの要領で丁寧に編んでいきます。
・関連項目
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