2024年9月13日「東武朝日新聞」に、前回に引き続き松戸校・小林講師へのインタビューが掲載されました。
きものライフはとても楽しい
窮屈というイメージを払拭
着付け教室は敷居が高いと断念する人もいるが、小林さん自身も自前の着物は持ち合わせていなかったので、母の着物や小物を拝借して参加した。
同学院では着物のレンタルもあるので「娘に着物を着せてあげたい」と、 気軽に参加する人も多い。最近はSNSの着付けを教える動画も増えているが、なかなか思い通りに着付けるのは難しい。 一番のウィークポイントは着崩れだ。「基本をしっかりマスターしていないと、時間が経つにつれて着崩れて、だらしなく見えてしまいます」と小林さん。馴れない着物で結婚式に出席すると、苦しくて、気分を悪くする人もいる。これで着物は窮屈なイメージを受ける人もいるかもしれないけど、それは大きな誤解である。プロの着付け講師は長く着ていても疲れない着方を知っている。その技術を知っていればきものライフはとても楽しいものになるはず。きもの文化がもっと広く普及してほしい
小林さんは、きもの文化が特別なものにならないようにしてほしいと願う。「着付けを学んで、そのあとどうするの」と言われたことがあり、ショックだった。日常の中に着物が広く普及してくれたら、世間の見方も変わるはず。ある日のこと、テレビを見ていた孫娘が着物姿で登場したヒロインにあこがれ、「着物を着てみたいと話していたんです。そんな視覚的なものがきっかけになって、着物に興味をもってもらえたら嬉しいですね」。
充実した第二の人生が心身ともに健康の秘訣
退職後の第二の人生が小林さんを益々輝かせる。
「たまたま着付けに出会って、退職して自由時間が増えても規則正しい生活が出来たと思う」と小林さん。心身ともに健康な状態を維持できていることが、歳を重ねるごとに心地よいのだという。同学院では70歳から習い始める人もいる。 新しいものにチャレンジしている姿は、精神年齢、肉体年齢ともに若々しく、 やりたいことがあるということは素晴らしいことを小林さん自ら実践しているのである。
小林 典子(松戸校講師)(コバヤシ・ノリコ)
彩きもの学院・松戸校所属講師。
関連項目
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