8月6日、彩きもの学院川口校では「昭和の竜宮城」と謳われる目黒雅叙園にて、豪華ビュッフェと格式ある百段階段にて楽しむ歌舞伎座展へのおでかけ会を開催しました。
目次
歴史ある目黒雅叙園。
園内には様々な装飾美で埋め尽くされ、見る者を別世界へと誘います。
・彩色木彫板
花鳥風月の図や美人画、歴史絵図、伝説などを描いた彩色木彫板。和の雰囲気を醸し出す極彩色の彫刻が華やかに彩ります。
・日本画
鏑木清方(かぶらき きよかた)、池上秀畝(いけがみ しゅうほ)、木村武山(きむら ぶざん)、堅山南風(かたやま なんぷう)など、高名な画家たちの美人画や歴史画が鑑賞できます。
・木の彫刻
竹林の七賢や七福神、牛若丸、ヤマタノオロチと須佐之男命、羽衣伝説など、古くから伝わる伝説やおめでたいとされる主題を彫刻にした床柱が随所に見られます。
・螺鈿(らでん)細工
蝶貝などの真珠光を放つ部分を切り取って漆器や木地にはめ込む装飾が、天井や床の間などのいたるところに施されています。
目黒雅叙園の百段階段は、東京都の指定有形文化財です。
中国では、“百は完結を表し、“九十九”は永遠に続いていくという意味があることから、百段階段は実際には100段ではなく99段で作られているといわれています。
◆歌舞伎座の変遷と歴史〜十畝(じっぽ)の間〜
天井には合計二十三面の四季の花鳥画が描かれている部屋。
奥深い歌舞伎座の歴史・成り立ちを見学しました。
◆衣装展示「勧進帳」〜漁樵(ぎょしょう)の間〜
欄間には尾竹竹坡原図の五節句が極彩色に浮彫されている部屋。
歌舞伎十八番のひとつ「勧進帳」の魅力に浸りました。
◆知られざる歌舞伎座〜草丘(そうきゅう)の間〜
廻り廊下には銘木中の銘木といわれる北山杉磨丸太の桁がある部屋。
59年の歴史を持つ第四期歌舞伎座を様々な視点から学びました。
◆衣装展示「藤娘」〜静水(せいすい)の間〜
格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴が描かれている部屋。
あまりの美しさに目が離せなくなる「藤娘」の衣装を堪能しました。
◆鳴物展示、体験〜星光(せいこう)の間〜
格天井及び欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれている部屋。
歌舞伎の囃子方が演奏に用いる楽器に触れることができました。
※撮影禁止のため、写真はありません
西欧料理クラブラウンジにてビュッフェランチ。
美味しい料理と豪華な空間は、会話に花を咲かせます。
彩きもの学院川口校講師・スタッフから全参加者への和小物のプレゼントがあり、会場は笑顔に包まれました。
「川口校〜夏のおでかけ会」
参加者全員での集合写真や、百段階段にて楽しむ“わが心の歌舞伎座展”を紹介しました。
「夏のお出かけ会」 専用ページ
暑い夏こそ「和」でクールにおしゃれを楽しんでこそ、着物美人。
「昭和の竜宮城」に、やまと撫子が勢揃い。”