2013.05.30
江戸時代より日本の経済・文化の中心として発展してきた歴史ある日本橋。
2013年6月12日(水)〜15日(土)、日本橋・サンライズビル4Fにて「第20回彩染織美術館」が開催され、多くの生徒さんが来場されました。
目次
直接、職人の技術を見て、想いを聞き、情熱に触れることができる貴重な場。会場には全国の名匠が勢揃い。
より深く「きもの」の魅力を知ることができました。
重要無形文化財に指定されている「久米島紬」
久米島紬の工房が、そのまま美術館として再現されました。
久米島紬の染色は、沖縄県久米島に自生する植物からとれる天然染料のみを用いて行われるのが特徴です。
テカチ(車輪梅)、グール(さるとりいばら)、山桃や椎などの根や木材を煎じた液で染めをしたり、ユウナ(おおはまぼう)の炭で染めたものなど、特殊な染色方法等が知られています。
基本色は、光沢のある黒褐色、赤茶色、灰色、黄色など、染めや煮出す回数に応じて色の濃淡を調節します。今回の彩染織美術館のポスターのモデルになっている作品のように淡いブルーの色を表現することも出来ます。
久米島紬は芸術上価値が高く、工芸史上重要な地位を占め、地方的特色が顕著な染色技術です。
作家や講師と記念の一枚。
会場に華を添えたモデルは生徒さん達です。