2020.02.18
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女性用の袴。今日は腰板および襠(まち)のない仕立てがされています。
明治の教育者である下田歌子(学習院女子中・高等科、華族女学校の教授)が考案したといわれています。下田は女性の社会進出を妨げてはいけないと女性のために歩きやすい袴づくりに挑みました。 宮中袴では16歳未満の色とされる「濃色(こきいろ)」をもとに発案したといわれています。
男子の袴とは違い股がないスカートのような形状の動きやすい作り。
もとより華族女学校の制服として考えられた女学生用の袴は人々の支持を集め、全国へと広まっていきました。
現在では女子大生の卒業式、小中学校の女教師が卒業式で着用するなど、ごく限られた用途で着用されるだけにとどまっています。
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