2022.10.18横浜校おでかけ会_ 2022.10.11/
2022年10月14日「東武朝日新聞」に、前号に引き続き大宮校・吉田講師へのインタビューが掲載されました。
56歳で彩きもの学院に入門。
着物は人生も変えてくれた。
子育てもひと段落し、自分の時間が持てるようになると、着付けか和裁を習おうかなと思うようになっていた。ある日、デパートで刺繍展を訪れた時、作品を見て着物に引かれ、新聞広告でみつけた着付け教室へ通うことに。56歳の時だ。
もともと着物好きだったので、着る機会はなくても気に入った着物を何着か購入していた。しかし、本格的に着付けを習うと、何度やっても出来ないことがたくさんあったが、練習して出来るようになることが嬉しかった。着物好きの友達とのおしゃべりに夢中になることも楽しいひと時だった。 着物を着る機会も増えた。
ある時、東京で高校の同窓会があったので、はじめて着物を着て出席。 ところがまわりの同級生たちは、私が誰かわからずに「ホステスさんを呼んだのは誰だ」なんて言われる始末に。呆れて「私よ、静子よ」というと、「えぇっ」と(笑)。当時、短パンを履いて陸上に励んでいた光景しかイメージになかった同級生達だったので、着物姿の吉田さんがわからなかったようだ。これまで話したこともない人がわっと集まって来て、昔話に花が咲いた。
「昔の私を知っている人は、四角四面な性格だと思っていたので、こんなに気さくに話す人だっけ」と驚いていた。吉田さんは外見だけでなく内面をも変えてくれ『着物』に感謝の念が沸いた。
《次号に続く》
吉田 靜子(ヨシダ・シズコ)
彩きもの学院大宮校講師。
関連項目
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