彩・きもの通信

美しく着る 知識を深める

第31回彩染織美術館/日本橋サンライズビル2F

2024.06.19


6月12日(水)~15日(土)、日本橋富沢町・サンライズビル2階にて第31回彩染織美術館が開催されました。

サンライズビル東京

展示会場の様子

全国各地より17メーカーを迎えた展示会。今回も多くの生徒にご来場いただき大盛況となりました。
職人のきもの・帯の製作にかける情熱と精緻な技術に触れて、きものに対する理解をより深めることができました。

展示会場の様子1/第31回彩染織美術館
展示会場の様子2/第31回彩染織美術館
新メーカー「しょうざん生紬」

展示会場の様子3/第31回彩染織美術館

展示会場の様子4/第31回彩染織美術館
展示会場の様子5/第31回彩染織美術館
展示会場の様子6/第31回彩染織美術館
展示会場の様子7/第31回彩染織美術館
展示会場の様子8/第31回彩染織美術館

来場記念品

来場記念品/第31回彩染織美術館

来場記念品はハリオ・ハンドメイド帯留。
ネージュ・ネージュスクエア・ヒシ・ヒシスクエアの4種類からおすきなものを選んでいただきました。コーディネートの幅がさらに広がりそうですね。


しょうざん生紬展

しょうざん生紬/第31回彩染織美術館
しょうざん生紬展示/第31回彩染織美術館

しょうざん生紬
しょうざんの「生紬」の特徴はあえてセリシン (絹糸はフィブロインどいうタンバク質 の二本の繊維をセリシンというタンバク質が包んでいます。一般に、絹の精錬ではこの セリシンを洗い落とし、白く光沢のある絹糸にします。) を残し、麻のようなシャリ感と絹の持つ艶のある絹糸を作りあげます。 太さのちがう紬糸で一反の生地を織り上げるには高い技術が必要で、様々な試行錯誤を繰り返し、1971年にしょうざん独自の織物「生紬」して誕生しました。

しょうざん生紬製作1/第31回彩染織美術館
しょうざん生紬製作2/第31回彩染織美術館
しょうざん生紬製作3(型摺友禅)/第31回彩染織美術館
しょうざん生紬製作4/第31回彩染織美術館
しょうざん生紬製作5/第31回彩染織美術館
しょうざん生紬製作6/第31回彩染織美術館

手引きの糸で織り上げた生紬は、無地で染めるだけでも染物では出ないような味わいと表情になり、さらに型摺友禅で「茶や辻」や「古渡更紗」、手描音で「一珍染」で染め上げることによって多彩な柄を楽しむことができます。

しょうざん生紬・絵羽きもの

・関連項目

彩染織美術館アーカイブス

掲載メディア:東武朝日掲載《2024.6.28》「第31回彩染織美術館」


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