
2025.08.01
2025年8月8日「東武朝日新聞」に、第32回彩染織美術館の模様が掲載されました。
日本のかすりのルーツ”琉球絣”<第32回彩染織美術館が開催>
埼玉・東京など首都圏8か所で着付け教室を運営する彩きもの学院が、6月11日~14日の期間中、東京・日本橋で彩染織美術館を開催し、全国から集められた織物の展示・販売会と特別展示「琉球絣事業協同組合創立50周年展」が催された。
現在、ほとんどが南風原町でつくられている琉球絣の大きな特徴は、およそ600種という多彩な図柄。これら爽やかな涼感をさそう幾何学模様の図柄は、琉球王府時代から伝わる「御絵図帳」をもとに、職人たちが現代の感覚を取り入れた図柄をもとに、糸を染め上げる時、少しずつ束ねた糸を計算された間隔で、模様の部分を1カ所ずつ手括りで締め上げていくという大変手間のかかる方法で、独特の絣模様をつくる。
琉球絣は薩摩絣、久留米絣、米沢琉球絣、伊予絣など日本の絣のルーツとなっている。会場ではウルトラシリーズの脚本を手掛けた金城哲夫さんの故郷が南風原町ということから、ウルトラセブンをモチーフとしたかすりの着物(写真)が披露され、多くの来場者の注目を集めていた。
関連項目
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