
自分に似合う着物を見つけるためには、肌色・体型・着用シーンなど、さまざまな要素をバランスよく考えることが大切です。
しかし、「どれを選べばいいのか分からない」「似合う着物が分からない」と着物選びに悩まれる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、初心者でも実践しやすい基本の選び方から、パーソナルカラー・肌色・体型別に似合う着物、プロの視点を活かしたコーディネートのコツまでを詳しく解説します。
ここでは、自分に似合う着物を見つけるための基本ポイントについて解説します。
似合う着物を探すコツは、自分の魅力を引き立てる色と柄の組み合わせを意識することです。肌の色や髪の色によって映える色調は異なるため、明るい肌の方は淡い色合い、色黒の方は深みのある色や鮮やかな色を選びましょう。柄選びでは身長や体格に合わせたサイズ感がポイントとなるので、小柄な方は細かい模様を、高身長の方は大胆な柄を選ぶと、全体のバランスが整います。
着用する季節や場面を考慮することも、自分に似合う着物を見つける上で大切です。例えば、観光地での散策なら写真映えする華やかな色柄、格式ある場所なら落ち着いた上品な装いを意識しましょう。季節の先取りとして、一つ先の季節の柄を取り入れるのも粋な着こなしとされています。
着物は、体型によって似合う色や柄が変わります。例えば、ぽっちゃり体型の方は紺や緑などの寒色系を選ぶと、すっきりとした印象を与えられます。スレンダーな方は華やかな柄を選ぶことで、全体にメリハリが生まれ、より上品で存在感のある着こなしを演出できます。
さらに、補正によって理想的なシルエットを整えることも可能です。自分の体型の特徴を理解し、それを美しく引き立ててくれる着物を選びましょう。
自分に似合う着物を見つけるためには、パーソナルカラー診断ツールの活用がおすすめです。インターネット上で簡単に診断できるサービスも多く、イエベ春・ブルベ夏といった自分のタイプを知ることで色選びの参考になります。
より確実に似合う着物を選びたい場合は、着物レンタル店のプロに相談すると安心です。体型や雰囲気に合わせて最適な一着を提案してもらえるので、失敗を防ぎながら満足のいく着物選びができます。
着物初心者の方は、まず自分が着てみたいと感じるデザインを基準に選ぶと良いです。似合う色や柄を意識することも大切ですが、気分よく着られる一枚を選ぶと後悔のない着物選びにつながります。
どうしても迷ったときは、顔色が明るく見える色合いや、写真映えしやすい華やかな柄を選ぶことがおすすめです。実際に羽織って鏡で全身のバランスを確認しながら、自分らしさを表現できる着物を選びましょう。
ここでは、パーソナルカラーから診断する似合う着物について解説します。
| パーソナルカラー | 似合う色 | ポイント |
| イエベ春 | コーラルピンク、アプリコット、クリームイエロー | 明るく華やかで可愛らしい |
| イエベ秋 | マスタード、テラコッタ、オリーブ、茶系、朱色 | 落ち着きのある大人っぽさ |
| ブルベ夏 | ラベンダー、ミント、パウダーブルー、淡いピンク | 優しく上品で透明感アップ |
| ブルベ冬 | ロイヤルブルー、ワインレッド、白、黒 | クールでメリハリのある華やかさ |
イエベ春タイプの方は、明るく華やかな色合いの着物が似合います。コーラルピンクやアプリコット、クリームイエローといった春の花畑を思わせる鮮やかな色を選ぶと、肌が明るく健康的に見えるでしょう。
イエベ秋タイプの方には、深みのある落ち着いた色調がおすすめです。マスタードやテラコッタ、オリーブグリーンといった秋の紅葉を思わせる色合いや、茶系や朱色の着物を選ぶと大人っぽい雰囲気を演出できます。
ブルベ夏タイプの方は、優しく涼しげな淡い色合いが似合います。ラベンダーやミントグリーン、パウダーブルーといった初夏の紫陽花を思わせる色を選ぶと、肌の透明感が際立つでしょう。また、淡いピンクやグレイッシュな色もエレガントな印象を与えてくれます。
ブルベ冬タイプの方には、はっきりとしたコントラストの強い色がおすすめです。ロイヤルブルーやワインレッド、純白やブラックといったメリハリのある色を選びましょう。落ち着いた配色でまとめたい場合は、モノトーンをベースに鮮やかな色を差し色として使うと、クールで洗練された印象になります。
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ここでは、肌色別の似合う着物の色について解説します。
色白さんの場合、肌の白さを際立たせるピンクや水色などのパステルカラーの着物がおすすめです。強い色を選ぶ場合は、ロイヤルブルーやワインレッドなどの濃い色は、印象が重くなりやすいので、白や淡色の半襟を使って色の強さを和らげると良いです。
色黒さんは、赤や紺などの濃いビビッドカラーの着物がおすすめです。彩度の高い色味を取り入れることで、肌色を明るく引き立て、全体の印象も華やかになります。
一方で、淡すぎるパステルカラーは肌とのコントラストが弱く見えてしまうので、ほどよく深みのある色を選ぶと良いです。
顔映りを良くするためには、帯の色選びが重要です。例えば、肌を明るく見せたい場合は、着物よりワントーン明るい色や白・アイボリーなどの抜け感のある帯を合わせると、顔まわりがすっきり見えます。引き締め効果を出したいときは、ネイビーやえんじなど深みのある帯がおすすめです。着物の柄色と帯をリンクさせると統一感が生まれて顔映りが良くなるため、試着時は必ず帯まで合わせて全体の見え方を確認しましょう。
半衿は顔に最も近い小物のため、普段着ていて顔映りが良いと感じる洋服と同じトーンを基準に選ぶと失敗しにくいです。例えば、色白の方は淡く明るい半衿、健康的な肌色の方はやや濃い色の半衿を選びましょう。帯揚げや帯締めも半衿と色味をそろえることで統一感が生まれ、着こなし全体がより洗練された印象になります。
ここでは、体型別に似合う着物のスタイルについてご紹介します。
ぽっちゃり体型の方は、ストライプ柄や斜めに流れるデザインを選ぶとすっきりとした印象に仕上げられます。色は、紺や緑などの収縮色を取り入れることで全体が引き締まって見えるため、縦のラインを意識した柄との組み合わせがおすすめです。
高身長の方は、着物の柄がバランスよく映えやすいため、大胆で華やかな大柄の着物が似合います。コーディネートを組む際は、帯幅を広めに取って着付けて、縦の間延びを防ぎましょう。帯の位置はやや低めに結ぶと全体の重心が安定し、落ち着いた印象に仕上がります。
小柄な方は、可愛らしさを活かせる小さな花柄や細かい模様の着物がおすすめです。大柄を着たい場合は、柄と柄の間に余白があるデザインを選ぶことで、圧迫感が出にくく、全体をすっきり見せられます。
体型をスッキリ見せたい場合は、立て矢型や飛翔などの縦のラインを強調する帯結びを取り入れるとよいです。華奢な方は、体の線を補うために大きめの帯結びでボリュームをプラスすることで、全体のバランスが整い、すっきりと美しい立ち姿になります。
着物を美しく着こなすためには、体のラインをなだらかに整える補整が大切です。バストやヒップのボリュームは、タオルや和装ブラで抑え、くびれの少ない寸胴体型に近づけましょう。
華奢な方は、タオルでウエストまわりに厚みを出すことで、着物が体に沿ってきれいに落ち、全体のシルエットが整います。肩幅の広い方は、首の付け根にパッドを入れて衣紋を抜くことで、肩の張りを目立たせず、上半身をすっきり見せることができます。
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ここでは、プロの着付け講師が教える似合う着物の見つけ方について解説します。
着物を選ぶ際は、必ず試着を行い、全身のバランスや顔映りを確認しましょう。試着時に特に大切なポイントは顔映りで、着物の生地を顔の近くに当てたときに肌が明るく見えるかをチェックします。
また、草履を履いた状態で全身鏡の前に立ち、柄の出る位置や余白のバランスを確認することも大切です。小物の合わせ方でも雰囲気は変わるため、帯や半衿を着用した状態で確認しましょう。
着物を着る回数が年に1〜2回程度なら、保管不要で最新デザインを楽しめるレンタルがおすすめです。一方、年に3回以上着る場合は、購入する方が長期的に見てコストパフォーマンスに優れます。
写真映えを狙いたいときは、鮮やかな発色と大胆な柄の着物を選ぶとよいです。赤やロイヤルブルーなどのはっきりとした色は背景に埋もれにくく、写真の中で主役感を演出してくれます。
屋外やスタジオなどの撮影環境では、金彩や刺繍が施された着物を選ぶと、光を反射してより華やかさに見え、写真に立体感が生まれるためおすすめです。
似合わない着物を避けるためには、カタログだけで判断せず、必ず試着して確認することが大切です。パーソナルカラーとの不一致や体型とのバランスによって、着用時の印象が大きく変わることもあるため、実際に羽織って顔映りやシルエットをチェックしましょう。
自己判断が難しい場合は、プロに相談し、客観的な視点からアドバイスを受けるのもおすすめです。
プロに似合う着物を診断してもらうメリットは、失敗しにくい着物選びができること、新たな魅力を引き出してもらえることです。
着物専門店のスタッフは、豊富な経験をもとに一人ひとりに合った一着を提案してくれます。帯や小物まで含めたコーディネートを任せられるため、完成度の高い着姿に仕上がります。
今回は、初心者でも実践しやすい基本の選び方から、パーソナルカラー・肌色・体型別に似合う着物、プロの視点を活かしたコーディネートのコツまで解説しました。
似合う着物選びのポイントは、自分の魅力を引き立てる要素を正しく理解することです。パーソナルカラーや肌色を意識して色を選び、体型に合った柄や帯の合わせ方を取り入れると、着姿は大きく変わります。
実際に購入またはレンタルする際は、試着して顔映りや全身バランスを確認し、迷ったときはプロに相談すると失敗を防げます。自分に似合う一枚を見つけ、着物のおしゃれを思いきり楽しみましょう。
❖ 関連項目
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