五月晴れに若草の緑が映える清々しい季節・・
きもの姿で上野散策、心潤うひと時を過ごして参りました。
韻松亭にてお食事・・
明治8年から続く140年の歴史の中では、横山大観がオーナーだったこともあり、内装はリニューアルしているものの、建物自体は、明治8年のものがそのまま使われています。料理の特徴は豆にこだわった『豆菜料理』。
「豆に始まり、豆に終わる」をテーマに、昼の懐石コースでは、紫花豆・白花豆・金時・虎豆・青大豆など5種類の豆を使った先附けをはじめ、大豆をすり潰して作った『呉汁(ごじる)』、さらに、店で手作りした豆腐や湯葉が味わえます。しめくくりは煎った大豆を土鍋で炊き込んだ『豆ご飯』。上野の森を眺められる店内の雰囲気と、健康的な豆の料理が女性や年配の方に人気で、ここで食事することを楽しみに上野公園を訪れる人も多いそうです。
東京藝術大学美術館『法隆寺展』・・
国宝・毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう)、国宝・吉祥天立像(きちじょうてんりゅうぞう)をはじめ、飛鳥時代から鎌倉時代にかけての優れた彫刻や絵画、色鮮やかな染織、工芸など仏教美術の粋が出陳されていました。
また、フェノロサや岡倉天心による明治期の調査を発端として、法隆寺所蔵の文化財保護と継承に携わってきた東京美術学校(現・東京芸術大学)の活動や、孤高の画家・鈴木空如による金堂焼損前の貴重な壁画模写、法隆寺を主題に制作された近代の大家による絵画・彫刻なども見学できました。
上野公園散策・・
※クリックで拡大表示東京藝術大学美術館『法隆寺展』
※クリックで拡大表示韻松亭にてお食事
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