式典会場は、有数の立地と文化の花咲く、朝日新聞社のイベント大ホールである 「有楽町朝日ホール」ロビーの様子。沢山のきもの美人が認定式開始を待ちわびている。
空気に爽秋の気配が感じられるこの日。「第47回認定証授与式」 が開催され、大勢の生徒が来場した。
目次
今回、認定証授与の対象者は303名。努力が実る感動の式典である。
着付講師認定証を授与される、生徒一人一人の名前が呼ばれる。
生徒を見つめる講師の温かい眼差しが印象的であった。
彩きもの学院のこだわり
■手漉き和紙
経営科卒業の認定証は、埼玉県小川町で古くから継承されている「細川紙」を使用しています。
和紙の原料には、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などのほか、パイナップルや
竹、木材パルプなどがあります。原料の違いによって紙の風合いも異なるとされますが「細川紙」は
全て、楮のみを原料としています。
楮は光沢があり、雁皮や三椏に比べると繊維が長いため、美しい和紙を漉くことができます。
■木曽檜
特徴として生長に時間がかかる分木目が細くなり、弾力性が高くなります。
また、ゆがみや縮みが少ないため、湯島神社本殿にも建てられる等、極めて建材として適しています。
彩きもの大学生による着付けの技術披露の場で、認定証授与式に欠かせないイベント。
また、授業で学んだコーディネートや帯結びなど、個性が引き立つ着方・おしゃれを楽しむ場としても好評である。
彩きもの大学は、経営科を卒業された方を対象に月2回の授業を行っており、現在は大学生として約600名の生徒が在籍。
授業では自分自身の美しい着方を追求するだけでなく、人に着せる技術を伸ばすために、外部からプロの着付け師を招くなど、技術の向上にも力を入れており、成人式の振袖や卒業式の女袴、七五三など実践の着付けにも活躍中。
そしてヘアーメイク、染織研修や講演会、歌舞伎や文楽鑑賞など多彩な授業で知識を深め、きものライフを楽しまれている。
彩きもの大学生による技術披露。
技術:立川校 「後見」
技術:大宮校「変わり後見」
技術:新宿校「華しずく」
技術:銀座校「華襲ね」
技術:渋谷校「華鼓」
技術:松戸校「篝火」
技術:池袋校「香夜」
技術:宇都宮校「縁」
技術:横浜校「凛」
技術:千葉校「漣」
モデルは、彩きもの大学の生徒たち。
72名の大学生による、色鮮やかなきものショー。
印象的な柄・色にこだわった様々な帯のコーディネートをご紹介いたします。
技術一手一手の難しさ、曲に合わせて舞う難しさ。
数か月の練習を重ねて21名の心がひとつになった・・・美しい着付け舞い。 ※曲「もし翼があったなら 」
デモンストレーション、そして認定証授与式の最後を飾る、男袴の着つけ舞い。
7名が映し出す和の世界・・・力強く凛々しい着付け舞い。※曲 「アジアの海賊 / 坂本冬美」
・関連項目