2013.07.13
日本の伝統工芸品の1つで、帯締・羽織紐など和装のおしゃれに用いられています。
組ひもの歴史はとても古く、縄文土器時代の土器・古墳時代の埴輪から組ひもの組織を見ることができます。
平安時代に京都の王朝文化を優雅に演出し、そして豊臣秀吉が美術工芸を奨励したことから組紐を職業とする者も誕生。職人は幕府の保護を受けて江戸に居住し、技巧を競い合うことで美しい色彩や模様が生まれ、羽織紐や印籠にも利用されるようになり、主に女性の帯締めとして広まりました。
彩きもの学院の「組ひも講座」では、約3時間で自分だけのオリジナルの帯締めが完成します。
夏期恒例の講座として、毎年多くの生徒さんが参加されています。
一定の順序でおもりを移動することで紐が組まれていきます。
錘(おもり)を動かす順番がわからなくなっても、講師がサポートしてくれるので安心です。
組み台は使わず夏糸を机に固定して、三つ編みの要領で丁寧に編んでいきます。
自らの手で作り上げる、自分だけのオリジナルの帯締めです。