2017.05.24
紫陽花が大輪の花を咲かせる目映い季節。
江戸時代より日本の経済・文化の中心として発展してきた歴史ある日本橋にて、
「第24回彩染織美術館」が開催。多くの生徒さんが来場され、日本文化に触れました。
会場には全国の名匠が勢揃い。職人の技術・情熱に直に
触れることができる貴重な機会。きもの文化の奥深さを学ぶことができました。
目次
本場大島紬は、長い歴史と伝統を誇る鹿児島県を代表する伝統工芸品である織物です。
締機を使って防染する「絣締め」が大島紬の特徴で、「大島紬は二度織られる」とも言われます。
また、泥染めも大きな特徴で、テーチ木の染料で染色した後、染め専用の泥田の泥につけ込んで全体を馴染ませて染めていきます。こうすることで、テーチ木染料のタンニン酸と泥の鉄分が化合して黒色に変色させ、強度もあげつつもふっくらとした肌触りの生地にしていきます。
大島紬の工程は、大きく分けて30数工程あり、図案に始まり織り上がるまで半年近くかかり、1つ1つの工程が、非常に複雑で高度な熟練した技術が要求されます。
そんな世界に類を見ない大嶋紬の伝統、技術に触れるべく、 「紬百彩 百年目の模様」を特別開催しました。
職人のお話に聞き入る生徒さんの姿が印象的でした。
美しいモデルは生徒さん!来場の記念に作家や講師と記念の一枚。
会場に華を添えた「きものビューティー」を紹介♪