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「ああ麗しい五月、フランスの野原はひなげしで一面、
火のが燃え立つよう。今やあなたも一本のひなげし、わたしもまた」
フランスを訪れていた夫の鉄幹【1873〜1935】を追って、1912(明治45)年5月5日に日本を出発、19日にパリに着いた晶子は当時34才、五月のパリの燃えるような真っ赤な雛罌粟に衝撃を受けます。渡辺淳一【1933〜2014】の『君も雛罌粟われも雛罌粟』は名声が逆転しても婦唱夫随だった夫婦のあり方を問う評伝小説。雛罌粟はヒナゲシ(雛芥子)はヨーロッパ原産、虞美人草(中国名)・kokuriko(仏語)・ポピー(英語)・アマポーラ(スペイン語)など優雅な名前を持つ花。GWの昭和記念公園はポピーが咲き誇り、大いに賑わいます。
田植えをする月で「早苗月」が短くなったもの。(サ)の言葉自体に田植の意味がある。
今は労働者の祭典とされるが、元は古代ヨーロッパ(キリスト教前の多神教時代)の春の祭典。一年の始めを11月1日とし、半年後、春の訪れの祝祭が行われた。古代ローマの春と花の女神フローラの祭りと言う説もある。
三つの柱(主権在民・基本的人権・戦争放棄)からなる日本国憲法が1948年に施行されたのを記念する日。敗戦時に押し付けられた憲法として、改憲を望む声と平和憲法として高く評価する声も多く、改憲派、護憲派のそれぞれが集会などを開き、意味が問われている。
時代小説家、池波正太郎【1923〜1990】の忌日。「鬼平犯科帳」「剣客商売」今も人気が高く、今春、映画『仕掛人・藤枝梅安』が公開される。食通として有名。生地・浅草だけでなく彼が通った店は、老舗として人気が高く、グルメ番組で頻繁に採りあげられる。台東区生涯学習センター内に記念文庫。
自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐくむ日。
1948年に制定。こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる日
端午の節供 邪気を払う為、菖蒲などを軒に挿し、粽や柏餅を食べる。「端」は「始り」の意味で「午=五」で「端午」は月の始めの五の日。菖蒲が尚武通じ、鎌倉時代頃から男子の節供とされ、甲冑・武者人形等を飾り、鯉のぼりを立てて祝った。
立夏【二十四節気】 この日から立秋の前日までが夏。野山に新緑に彩られ、夏の気配が。
アメリカ女性が亡母への追悼の思いからカーネーションを贈ったのが始まり1914年制定・一般化された。日付は世界各国で異なるが5月が多い。
母の字で書かれた我の名を載せて 届いておりぬ宅急便は 俵万智
太陽が高く、陽気天明が満ちていくる。
歌人・与謝野晶子の忌日。晩年、好んだ白いソメイヨシノの花に因む。
やは肌の あつき血汐にフレも見で さびしからずや 道を説く君
伝統歌壇から反道徳的として批判されたが、奔放に青春の情熱と人間を詠った処女歌集「みだれ髪」は近代浪漫主義詩歌の記念碑的作品として民衆から熱狂的な支持を受けた。12人の子の母。5万首の短歌を遺す。
詞・・山上路夫【1936~】 曲・・森田公一【1940〜】
1972年 歌唱のアグネス・チャン【1955〜】本名・陳美齢の歌唱で大ヒット。アグネスは香港の歌手で当時17才、舌足らずな日本語が可憐で人気を呼んだ。現在はエッセイスト、教育者として活躍。国際連合児童基金(UNICEF)の東太平洋地域親善大使。著書「スタンフォード大学に3人の息子を合格させた50の教育法」で、作家としての地位もアジアで高い。歌詞にある「花占い」は女子のノスタルジックな恋占い。今は?
丘の上ひなげしの花で
占うのあの人の心
今日もひとり
来る来ない帰らない帰る
あの人はいないのよ
遠い街に行ったの
愛の想いは胸にあふれそうよ
愛の涙は今日もこぼれそうよ
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