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1987年度のベストセラー一位(280万部)の歌集『サラダ記念日』所収。 七夕ではなく普通の七月六日を選んだのは「何でもない日を記念日にしてくれる、それが恋。そう思ってサラダ記念日の歌を作った。ささやかな日々を記念日で一杯にしてくれる、それが自分にとっての短歌、選んでしまうと特別になる。」作者談。
難しいイメージの短歌から口語体で日常を詠む作品が爆発的に人気に。五七五で切らない自由律短歌は、新しい現短歌の先駆となり、若手歌人たちに多大な影響を与えました。1988年には三田佳子ヒロインの『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』が公開。人生は記念日の集まり、多くの記念日で生涯を彩りたいものです。
文月(ふつき)・文月(ふみづき) 短冊に字を書き、書の上達を願った七夕行事に因む。
昔、山は聖地で登山は信仰行事、禁を解くことを山開きといった。富士山など神社が関わっている山で行われる。
半夏(烏柄杓)が生える時期。田植した稲が蛸の足ののように地に根を張るよう願い、蛸を食べる習慣もある。
入谷鬼子母神が有名。朝顔は遣唐使によって伝来。当時は種子が下剤用の薬として珍重。江戸期に鑑賞用が大ブームに、異変種が多く出現。今年は中止に。
梅雨が明け、暑さも本格的に。暑中見舞いを書き始める。
川に機織(はたおり)棚(たな)を作り、盆に戻る祖先の霊の為、布を織る女性「棚機女(たなばため)」に由来。
恋ひ恋ひて あふ夜はこよひ 天の川 霧立ちわたり 明けずもあらなむ
日本ゆかた連合会が1981年に制定。七夕の日、女の子は色の付いた糸を結び、七本の針と瓜を供え、裁縫の上達を願った中国の故事に因む。
ほうずき市(浅草寺)(中止) 観音詣りをすると四万六千日分の功徳が得られるという。
13日・迎え火 十六日・送り火ー祖先の霊を供養する行事。来る時は胡瓜の馬で早く、戻る時は茄子の牛でゆっくりとの意味で供える。
8月の暦事情 五輪の為、7月22・23・24・25日が四連休、8月7・8・9日が三連休 。
【二十四節気】この日から立秋までが名実ともに暑さの盛り。
小説家・芥川龍之介(1892~1927)の忌日。夏目漱石の門下で近代
知識人の苦悩を描いた。『鼻』『河童』『羅生門』『地獄変』など。生前に好んで描いた河童の絵に因む。名を冠した『芥川賞』は友人・菊池寛が1935年に直木三十五賞(直木賞)とともに創設し以降、年二回発表される。無名もしくは新進作家が対象。今年は165回。
鰻を食する習慣は、平賀源内が書いた鰻屋の宣伝文句に由来。
1898年 イタリアのカンツォーネ 様々な言語でも歌われるが、通常は原詩で歌われる歌い手はエンリコ・カルーソ、マリオ・ランツァ、三大テノール(ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス)が有名。エルビス・プレスリーが歌詞を変えて歌った『イッツ・ナウ・オア・ネバー』は世界で2000万枚のヒット。日本ではバリトンの立川清登【1929~1985】が有名。1964年のNHK紅白歌合戦で歌唱。
うるわしき南の国
もゆる陽の輝きよ
シトロンの花の香り
野辺に流れて漂う
憧れの思いをば
歌にのせかなでん
ああ 若き日の
喜びのうたを
<<原文>>
Che bella cosa na jurnata ‘e sole,
n’aria serena doppo na tempesta
Pe’ ll’aria fresca pare già na festa
Che bella cosa na jurnata ‘e sole
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