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大伴四綱
「藤の花が波うって盛りになったなあ。奈良の都を恋しくお思いでしょうか、あなた」
「君」は大宰府の長官・大伴旅人【665―731】であろうと思われ、四綱(よつな)が上司の旅人が藤原氏に押され、大宰府に左遷されたばかりの時に、その心情を思い詠んだ歌。「藤」は平安の「藤」は平安京で権勢を振るう藤原氏を指していると考えられます。「藤」は古事記・源氏物語・枕草子「藤の花はしなひ長く、色濃く咲きたる、いとめでたし」など古典文学や日本画に古くから採りあげられています。仲春を彩る藤は「亀戸天神」は歌川広重の『亀戸天神内』で有名、西の大宰府天満宮に対し、東宰府天満宮と称される江戸百景の名所。近郊では天然記念物の藤の牛島(春日部)、足利フラワーパークなど。
卯月
弥卯の花の咲く月 卯の花は古来より親しまれ、満月が卯花を照らす「卯の花月夜」と愛でた。
罪のない嘘をついて良いとされる日。日本では四月馬鹿・万愚節。
◆学年度始めの日
4月1日から翌年の3月31日を「年度」として括る。
◆新会計年度始
江戸時代までは「年度」はなく、1月から12月までで会計。明治政府は財政が苦しく、暦年と合わせられず「年度」が作られた。流動期を経て、明治17年の会計法改正後の19年に制定。秋の収獲後の徴税に合わせ、この日になったとされる。
1922年(大正11年)のこの日に「週刊朝日」と「サンデー毎日」が創刊。百年を迎え今年五月に「週刊朝日」が休刊、司馬遼太郎の「街道をゆく」などで人気を集めた。
1911(明治44)年、木橋から石橋に架け替えられた。 日本橋は、江戸時代から日本の道路交通の中心で橋の中央に国道の起点「日本国道路元標」がある。
清浄明潔、春先の万物が清らかに明るく生き生きしているさまを表した言葉。
寒の戻りの確率の高い日。 春になって気温が上がる時期に突然やって来る寒さ。
仏教の開祖、釈迦(ブッタ)の誕生日とされる日。潅は、灌(そそ)ぐの意で。
釈迦誕生の時、竜が天から香湯をそそいだことに由来。桜の咲く頃なので花祭りに。宗派に関係なく全国の寺院や地域をあげて祝う。
1983年(昭和58年)千葉県浦安市舞浜に「夢と魔法の王国」のコピーで東京ディズニーランド(TDL)開園。アメリカ国外では初のディズニーテーマパーク。東京ディズニーシー(Tokyo DisneySea:TDS)は2001年開園。
1862年(文久2年)植物学者の牧野富太郎(1862~1957年)が土佐の裕福な商家で生まれた日。幼少期から植物に興味を示し、小学校中退しながらも理学博士「日本の植物学の父」といわれ、独学で94歳の逝去まで植物分類学を研究。
今年四月のNHK朝ドラマ『らんまん』の主人公に。高知市に「高知県立牧野植物園」。
百穀を潤し、新芽を出させる春の雨を表現した言葉。
昭和天皇【1901】の誕生日。崩御後は「みどりの日」、2005年祝日法改正により、2007年「昭和の日」に、「みどりの日」は 5月4日に。
4月の歌 『木綿のハンカチーフ』
詞 松本隆【1949~】
曲 筒美京平【1940~2020】
1975年、太田裕美(1955~)の歌唱でヒット。松本はロックバンド「はっぴいえんど」から作詞家に転身し、出世作となった作品。四月は人が新しい空間へ移動する月、別れや出会いの季節。その後の恋人達の心模様を映す歌詞を一人の歌手が男性と女性の言葉を交互に切り替えて歌うという構成は例がなく新しい日本語ポップスを創造しようという試みとされ、今もなお、椎名林檎、草野マサムネ、宮本浩次など多くのカバーされている。
恋人よ僕は旅立つ
東へと向かう列車で
はなやいだ街で君への贈物
探す探すつもりだ
いいえあなた私は欲しい物ないのよ
ただ都会の絵の具に染まらないで帰って
染まらないで帰って (後略)
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