2025.11.142025.10.26_銀座校おでかけ会/
『此熊はもう眠りました
栗鼠もうつらうつら
土も樹木も
大きな休息に入りました
ふっと
思い出したように
声のない 子守唄
それは粉雪 ぼたん雪
師も走る
などと言って
人間だけが息つくひまなく
動きまわり
忙しさとひきかえに
大切なものを
ぽとぽとと 落としてゆきます』
熊が冬眠せず、世間を騒がしてるうちに、一年が終わろうとしています。地球的な気候変動は、人間だけでなく動物達の生活に大きな変化をもたららしていますが、季節は容赦なく移ろい、空気の冷たさを意識する十二月。
『十二月の歌』の作者、茨木のり子【1927-2002】は『わたしが一番きれいだった時』『自分の感受性くらい』『「倚りかからず』など、頬を打たれてハッとさせられるような、正直で凛とした強さで、読む者の心の弱さを深く見つめながらも、背中を押してくれるような詩が印象的な詩人です。 優しく、焦らず、丁寧に、一年を凛として締め括りたいものです。
目次
師走(さりつき)
師馳せ月 以前は祖先の霊を弔う為に法師が家々を走り回った。
1896年（明治29年）に日本で初めて映画が一般公開されたことを記念し、1956年（昭和31年）に制定。多くの映画館で、チケットを1,000円で提供する。
埼玉の秩父神社の祭、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の一つ。350年あまりの歴史があり、壮大な花火も華やかで夜が最高潮になるので夜祭の呼称。
雪が降り積もり、寒さが厳しくなる時季だが、今は紅葉の時季に、文化祭など文化に親しむイベントが開催。
「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」暦便覧。紅葉の見時にはまだ少し。
1941年（昭和16年）のこの日、日本海軍の真珠湾急襲で開戦。長く苦しいが日々が始まり、多大な犠牲の下に約四年後に終結。最後の開戦記念日になるように。
近代日本文学の代表的作家、夏目漱石1867～1916】の忌日。生誕地・東西線の早稲田駅傍に「生誕の地」の碑。生誕150周年の日2017年のこの日、新宿区立漱石山房記念館が開館。今年『吾輩は猫である』発表120周年を記念してイベントを開催。代表作「坊ちゃん」「こころ」などは近代知識人の苦悩を描き、当時の自然主義文学とは異なる作風で余裕派と呼ばれた。現代人の苦悩とも通じるものがあり、読み継がれ、研究も絶えない。 「知に働けば角が立つ情に棹させば流される」＝「（知識）だけを頼ると、他人と衝突してしまい (感情)に任せると自分を失う」という「草枕」冒頭は人間関係の難しさを表す名言。
ダイナマイトを発明したスウェーデンのノーベル【1833～1896】の忌日。遺言に従い、1901年に世界的な賞・ノーベル賞を設立、この日はストックホルムで受賞式。『医学・生理学』『物理学』『化学』『文学』『平和』『経済学』に貢献した人に贈られるが生理学・医学賞に坂口志文氏が、化学賞に北川進氏が、それぞれ共同研究者とともに選ばれた。
仇討ちが主題の『忠臣蔵』は人形浄瑠璃で人気を博し、歌舞伎の十八番に。上演から350年以上の現在も人気三大演目【他に義経千本桜、菅原伝授手習鑑】の一つ。 赤穂市の「赤穂義士祭」は122回目、元禄絵巻さながらのパレードが繰り広げられる
「冬至＝湯治」「柚＝融通」の語呂合わせで厄除け食材「かぼちゃ」「小豆」を食べ「柚湯」に入り、息災を願う。一年で昼が最短。この日を境に昼が伸びることから「一陽来復」と言われ、運が最大に上向きに転じる日。
キリスト降誕日25日【Christmas】の前夜祭。キリスト教の祭礼だが、日本では宗教には関係無く、盛大な年中行事となっている。
クリスマス・イブ
詞・曲 山下達郎 【1953-】 1983年
1988年に深津絵里のJR東海のクリスマス・エクスプレスのCM、1989年牧瀬里穂のCMで有名になり、1989年にオリコン週間シングルランキングで1位を獲得、後も、売上を伸ばし1991年には累計100万枚を突破、2016年には30年連続でオリコンの週間シングルランキング（TOP100）に入り、ギネス世界記録に認定。松任谷由美の「恋人はサンタクロース」 と並ぶ、「J-POP」のクリスマス・ソングの定番曲。
雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう
Silent night Holy night
きっと君は来ない ひとりきりの クリスマス・イブ
Mmm Silent night (Oh Yeah) Holy night
心深く 秘めた想い 叶えられそうもない
必ず今夜なら 言えそうな気がした
Oh Silent night (Oh Yeah hun) Holy night
まだ消え残る 君への想い 夜へと降り続く
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