
2023.06.29
若い頃、お茶会の度に母がいろいろな帯結びで着付けてくれました。でも母が亡くなり、着物を着る機会も減りました。母が残してくれた着物を活用したいと思っていた時、学院の広告を見て飛びつきました。夫も着物を着た私と出かけたいと応援してくれました。
しかし、基礎科の時、夫が急死。心も体も動かなくなりました。そんな私に校長先生が暖かいお言葉を何度も掛けてくださり、なんとか受講を再開することができました。空虚になってしまった私の心を着物の魅力が徐々に埋めていってくれています。七十の手習いで頭と体がなかなかついていけませんが、日本文化としての着物を学び、より身近なものにしていきたいと思っています。