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万葉集
「巨勢山のつらつら椿を、その名のようにつらつら見ては賛美したいものだなあ。巨勢の春の野を」
「つらつら椿」という言葉は『万葉集』の歌に由来します。椿は『万葉集の花』といわれ九首ありますが、後の歌集( 古今・新古今など)では梅・桜にその位置を譲ります。日本原産の花。
肉厚の葉の中に真紅の花を咲かせ、散るではなく花が丸ごと落ちるので落椿という言葉もあります。ヤブツバキの椿油は伊豆・奄美大島の名産品。長寿の木で古くは聖なる木として霊力を得るため身に付けたようです。安土桃山時代から茶道や華道に採り入れられて広まり、上流階級の間で流行し、現在も「茶道の花」として、茶碗、掛け軸,着物の意匠、文様などに多用されています。
梅や桜だけでなく「椿」を2月の生活空間に採り入れてみたいものです。
生き更さらき「草木が生いき更かえる」月。「衣きぬを更にさら 着るき 」衣き更さら着ぎとも。
日本初のテレビ放送が開始した日。視聴率は低下傾向。
「春夏秋冬」に節分「季節を分ける日」があるが春は大晦日的な意味合いもある。
追儺(ついな)(豆を撒いて難を追い払う宮中行事)が行われる。恵方(今年は西南西)をを向いて海苔巻を一口で食べると厄除けになるという関西地方の慣習をコンビニで 販売にあたり「恵方巻」という商品名を採用、全国的に広まった。
春立つ日、禅寺の門に縦書き文字が左右対称になる「立春大吉」と書いた札を貼り、一年間の厄を払う。
八日 針供養はりくよう 浅草寺せんそうじ境内淡島堂あわしまどう 使えなくなった縫針を豆腐などに刺し供養し神社に納める行事。
《色さめし 針山並ぶ 供養かな》 高浜虚子
1967年(昭和42年)からの国民の祝日。かつて紀元節として奉祝されたが戦後廃止。建国の日ではなく、あくまでも建国を記念する日とし紀元節のイメージを抑えた。
日本では女性が愛の印にチョコレートを贈る日。1958年にメリーチョコレートの伊勢丹の販促キャンペーンが始まり。もとはキリスト教の記念日。
新古今和歌集を代表する平安末期の歌人・西行【1118~1190】の忌日。
元は天皇を警護をするエリート武士集団[北面の武士]の一人。23歳で突然出家全国行脚する漂泊の生涯を送った。芭蕉など後の文学者に多大な影響を与えた。
願わくは 花の下にて 春死なん その如月の望月のころ生前にこの歌を詠み、その通り、釈尊涅槃(入滅) の日に亡くなった。白洲正子著の『西行』はゆかりの地を訪ね、風土や歴史的背景の上にユニークな解釈を加えたフィールドワーク。
陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり 『暦便覧』
1960年(昭和35年)のこの日、現在の天皇(浩宮徳仁親王殿下)が誕生された。20192019(令和元)年5月1日即位。誕生日当日には一般参賀が行われる。両陛下は、四月に新天皇としてエリザベス女王公邸ウィンザー城を訪問される予定。
1年の日数が365.2422日なのでずれを調整するための日。
詞:星野哲郎 曲:市川昭介
歌唱の都はるみ【1948~】は第六回日本レコード大賞の新人賞。第18回オリンピックが東京で開催された年。都が引退舞台をした1984年の『第35回紅白歌合戦』では出場歌手全員が合唱した。歌碑が波浮港にある。伊豆大島は東京から高速ジェット船で最短1時間45分の火山島で自生する椿は約300万本。「アンコ」とは「姉っこ」の訛語。椿まつりでは「アンコさん」たちが島を華やかに彩る。
三日おくれの 便りをのせて 船が行く行く
波浮港いくら好きでも あなたは遠い 波の彼方へ去ったきり
あんこ便りは あんこ便は あゝ 片便り
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