❖ 10月のきもの大学-Part2では「校長による振袖の着せ方と帯結び」の授業を行いました。
目次
撮影:松戸校
撮影:銀座校
撮影:新宿校
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振袖とは
振袖は、女性のきものの袖の一種で、袖丈の長いものをいう。またその袖のある長着のこともいう。元来は留袖(付け詰め袖)に対して振りのある袖をいい、小袖から出たもので、脇明(わきあき)ともいわれた。
古くは鎌倉時代の「春日権現験記絵巻」にみられるが、振袖の名称は江戸時代初期から一般化してくる。このころの振袖は子供や未婚の若い女性の着るもので、女性が18才になる元服として、それまで振袖であったのを、振りを縫いふさいで、袖丈いっぱいの袖付けの留袖にした。
文化(1804-17)頃になると帯幅が広くなり、留袖では袖付止まりが帯につかえるため、18才以上の女性も振りのある袖に移行し、付詰めの留袖は用いられなくなった。やがて、振袖、留袖は本来の意味を離れて、袖丈の長いものを振袖、短いものを留袖というようになった。
現代の振袖の特徴は「振り」があり、かつ、袖丈が長いことである。袖に腕が入る方向に対して垂直方向の長さが袖丈である。振袖はその袖丈の長さにより「大振袖(本振袖)」(袖丈114cm前後)、「中振袖」(袖丈100cm前後)、「小振袖」(袖丈85cm前後)に分類される。
現代では最も袖丈の短い小振袖はほとんど着用されず、もっぱら大振袖・中振袖が用いられるが、格式がある柄付けならば小振袖でも中振袖でも第一礼装となり、一般的な大振袖より格が落ちるわけではない。今日の成人式に着用される振袖はほとんどが大振袖(本振袖)である。
最新きもの用語辞典|文化出版局・Wikipedia 「振袖」より
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