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私がこの学院に入門したのは43才のとき。きっかけは、母の着物があってもったいないと思ったから(笑)。今ではすっかり、きものがライフワークになっていますけどね。
きものは下着から順に1つずつきちんと身に付けていくと、自然に背筋がシャンと伸びていって気持ちがいいんですよ。違う自分になれるような感じがするんです。私は洋服のおしゃれも大好きですが、きものの魅力は、自分なりの演出を楽しめることじゃないでしょうか。「このきものにはどんな帯と帯締めを合わせようか」と考えたり、小物でアレンジを加えてみたり…。洋服とはまた違った”和”のファッションが楽しめます。ちなみに私は、シックなモノトーンのコーディネートが気に入っています。
きものを着ていて一番うれしいのは、この年齢になっても声をかけられて褒められる機会が多いこと!生徒さんが「きものステキですねって言われました」と喜んでいると、私までうれしくなっちゃいますね。 きものや着付けの勉強を通して、染めや織りの職人さんの世界を知ることができたり、歌舞伎や 能、お茶などを体験したり。次世代に伝えていきたい日本の素晴らしい伝統文化に触れることができました。
⇧月刊Kacce2022年4月号〜6月号に掲載した記事を再編集したものです。各月号には掲載のない春山校長の貴重なお写真が掲載されております。
春山 一恵(はるやま・かずえ)
彩きもの学院池袋校校長。
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