2024年3月8日「東武朝日新聞」に、前回に引き続き松戸校・中村講師へのインタビューが掲載されました。
着付けはいつでも始められる気軽さが魅力
彩きもの学院に2009年に入門すると、3年で1級の資格を取得、6年目で本部講師の資格に合格した。一見控えめな雰囲気とは裏腹に、何事にも動じない大らかな人柄が生徒やスタッフからの信頼を集める。授業中に優雅に立ち振る舞う所作と上品な着物姿の中村さんは、家庭では98歳になる義理の父母の介護を行っている。そこで生徒時代は自宅で授業の復習があまりできなかった分、教室で一生懸命学んだ。
同じ日本の伝統文化である着付けと華道の違いについて中村さんは、着付けは到達点がわかりやすいと話す。華道は鑑賞する人の感性によって千差万別の評価になるからだ。
一方、共通点としては、着付けや華道はいつからでも始められることが魅力が魅力という。「楽器など、小さい頃から始めることが有利になる習い事は多いのですが、着付けや華道は年齢を重ねてから始めても伸びしろというか、可能性があることに魅力を感じています。先生方を見ていると、上には上があると感じていたので、そこに早く到達したいという思いで続けることが出来ました。」
講師になった当時は、緊張もあってか、無理に笑顔を作って授業に臨む場面も多かった中村さんだが自身が楽しむことに視点を変えてから、本心から笑顔が出るようになった。今は教えるというより、教室の仲間たちと一緒に成長でき何よりも嬉しいという。
(続)
中村 玉枝(松戸校講師)(ナカムラ・タマエ)
彩きもの学院・松戸校所属講師。
関連項目
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