2022.06.01
目次
●第1回 『日本の伝統美を楽しもう』>>私たちが授業で大切にしているのは、 「きものって楽しい」と感じてもらうこと。 きものを通していつもと違う自分を見つけたり、生徒さん同士でおしゃべりしながら着付けをし合ったり・・・。 毎回、新しいことを1つでも習得して 「今日も来てよかった!」 と思ってもらえるように工夫しています。 私、 「北風と太陽」のお話が好きなんです。 暖かいと自然に心が開くでしょ。 だから、 生徒さんの太陽でありたいと思い、 「お稽古は楽しく」をモットーにしているんです。
ここは“きものが好き”という思いでつながっている場所なので、授業のあとにお茶をしたり、食事に行ったりと、年齢に関係なく仲間ができるのも魅力のひとつ。 みんなで切磋琢磨して腕を上げ、ご家族の成人式や七五三できものを着せてあげら
れるようになり喜ぶ姿を見ると、 指導者冥利に尽きますね。
きものをきれいに着るために大事なことは何だと思いますか? 実は下着をきちっと整えることなんです。 着方次第で見た目が全く変わりますから。そういった基本の大切さは、 少人数でていねいに学ぶことで体感できるんです。新たなチャレンジをしてみたい方、 私たちと一緒にきものの世界を楽しんでみませんか?
⇧月刊Kacce2022年4月号〜6月号に掲載した記事を再編集版したものです。各月号には掲載のない春山校長の貴重なお写真が掲載されております。
春山 一恵(はるやま・かずえ)
彩きもの学院池袋校校長。
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