2014.01.26
静かな城下町の佇まいを残す結城市へ...日本最古の絹織物「結城紬」を訪ねました。
重要無形文化財に指定されている結城紬の繊細な製作技法・三要件にふれました。
【糸つむぎ】
真綿から手で紡いで糸を作る工程。【絣くくり】
張った糸に図案の通りに印を付け綿糸で括って防染をします。【地機織り】※緯糸(よこいと)の様子。
手紡ぎの糸の柔らかさに負担をかけずに丁寧に織り上げます。真綿から紡がれた糸。糸を切らせない繊細な技術がうかがえます。【絣くくり】※経糸(たていと)を作る様子絣くくりをされた糸の様子。
目次
反物の糊をお湯の中でやさしく落としていく作業。
【湯通し】
糊の落とし過ぎ、残しすぎで着心地が変わってきてしまう大事な仕上げ作業。湯通しで縮んだ反物の幅だしをする作業。
結城紬の【天日干し】の風景。晴天に紬の柄や色が映える美しい光景。天日干し前で記念写真。
結城紬の歴史を伝える本場結城紬染織資料館「手緒里」を見学。
3月6日の読売新聞の報道でこの地域に近い6世紀ごろの古墳から、地機織りをする女性の埴輪が出土されたといいます。
結城紬が現在まで紡いできた、変わらない伝統と悠久の歴史に思いを馳せました…