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—古今和歌集
「桜梅桃李」の意味は「それぞれが独自の花を咲かせること」。「みんな違って みんないい」花爛漫の季節。桜、梅、桃、李(すもも)とそれぞれの花が特性を発揮し見事に咲き薫ります。
それは人にも当てはまり、それぞれがありのままの姿で花を咲かせ実を結ぶ、例えです。
人と直に交わってこそ生まれ出るもの、それが芸術かもしれません。その関係性を阻むのは「今を生きる力」を萎えさせる不安や危機感かも「戻らない時」を慈しみ暮らしたいものです。
弥生「弥」「彌」は弓がゆるむ意で「いよいよ、ますます」。生物がいよいよ・ますます生まれる月。
貴族の女子の厄除けと健康祈願の祝としての平安時代から続く。「桃の節句」後、庶民にも定着、お七夜やお宮参りと同様、健やかな成長を願う。「流し雛」は子供の厄災を人形に引き受けてもらい、厄を流してもらう行事。雛祭りに いちばん近い日曜日に隅田川(吾妻橋親水テラス周辺)にて「江戸流し雛」を開催。
土の中で冬ごもりの虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日。
小説家、劇作家、ジャーナリスト、実業家として文藝春秋社を興し、芥川賞、直木賞の創設に携わった菊池寛「本名 ひろし」【1888~1948】の忌日。『恩讐の彼方』『真珠婦人』『父帰る』などで人気作家に。戦中は、日本文学報国会を設立、「大映」の社長に就任、 国策映画を作り、戦後、GHQから公職追放指令を受ける。出生地・香川県高松市に記念館。
戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓い、平成12(1999)年「東京都平和の日条例」を制定。1945年(昭和20年)、死者約10万人、焼失家屋約27万戸は第二次大戦で最大級の被害。その経験と意義を確認し、平和意識を高める為、記念行事を実施。都本庁舎の大会議場で記念式典。
2011年【平成23年】の14時46分、宮城県沖海底で発生、津波により、東北地方~関東北部の大平洋沿岸部に壊滅的な被害がもたらされた。地震の規模は(Mw)9.0で日本観測史上最大の地震。死者・行方不明者はあわせて1万9千人以上、建物は全壊・半壊、38万戸以上。福島第一原子力発電所で炉心溶融事故が発生し、原発に頼るエネルギーに疑問を持つ脱原発運動が一時期うねりを見せたが、今はコロナ禍で衰退傾向に。
東大寺二月堂 修二会の中の一行事で現在は1日から14日まで。十二日は御香水(こうずい)の汲み上げの日で身を清めた僧(練行衆)が十一面観音の前で宝号を唱え、荒行によって懺悔し、天下安穏などを祈願する。春の訪れを告げる伝統的年中行事。752年からはじまる。若狭井(わかさい)から、御香水を汲み、運ぶ事に由来。松明(たいまつ)を持った僧の疾走は壮観で、厄除の火の粉を浴びたい民衆で賑わう。
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は彼岸と此岸(しがん)が最も通じやすくなると考えられ、墓参をするように。
春彼岸の中日。昼夜の長さがほぼ等しい。
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる。
1960年(昭和35年)現在の天皇(当時の皇太子 浩宮徳仁親王殿下) が誕生なされた。即位は2019(令和元)年5月1日。
河村 光陽【1897-1946年】
昭和11年(1936)年、レコード化。前奏が鼓、続く琴の演奏がやさしい日本旋律。作詞のサトウハチロー【1903~1973】は現(早稲田高等学校)中退。異母妹で作家の佐藤愛子【1923~】の父は少年小説の第一人者・佐藤紅緑【1874~1949】で、詩人となった長男ハチローの他の三人の息子は、不良青少年から生活破綻者になり、生涯、彼らの借金の尻拭いをし続けた有様が愛子の小説『血脈』に描かれている。戦後初の映画『そよかぜ』の主題歌・挿入歌「リンゴの唄」を作詞、並木路子の歌により大流行、占領下の日本を象徴する歌となった。
1.あかりをつけましょ ぼんぼりに
おはなをあげましょ もものはな
ごにんばやしの ふえたいこ
きょうはたのしい ひなまつり
2.おだいりさまと おひなさま
ふたりならんで すましがお
およめにいらした ねえさまに
よくにたかんじょの しろいかお
3.きんのびょうぶに うつるひを
かすかにゆする はるのかぜ
すこししろざけ めされたか
あかいおかおの うだいじん
4.きものをきかえて おびしめて
きょうはわたしも はれすがた
はるのやよいの このよきひ
なによりうれしい ひなまつり
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