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「花の色は鮮やかだけれども散ってしまうもの、私の生きているこの世で誰が一定不変であろうか、万物で満ちた世を生きて 儚い夢を見ているようだ 酔ってもいないのに」
手習歌の一つで、音の異なる仮名四十七文字からなる歌。釈迦の入滅前後を記した涅槃経(ねはんきょう)の「諸行無常 是生滅法、生滅滅已寂滅為楽」を和訳した平安中期の歌。
「一月往(い)ぬる二月逃げる三月去る」は、正月から三月までがあっという間に過ぎるという慣用句。一月は正月や初詣、仕事始め、二月は日数が少なくすぐに月末、三月は年度末や人事異動で多忙が極まります。桜の開花など華やかな空気の中で、心の揺れや沈思する時間が漂うのもこんな時、ふと古人の言葉に耳を傾けたくなります。人と人との直(じか)の交わりの中にこそ、生まれ出るものがあると信じ、機械化・無人化の中でも、薄れゆく「ふれあいの時」を慈しみ暮らして行きたいものです。
目次
如月(きさらぎ)
弥生(やよい) 木草(きくさ)が、弥(いや)生(お)ひ茂る月。「弥」「彌」は弓がゆるむ意。
(上巳の節供) 三月上旬の巳の日。旧暦では桃の花が咲く。
手のひらに 飾って見るや 市の雛 小林一茶
「源氏物語」では、源氏が流し雛「子供の厄災を引き受けた人形(形代)」を須磨の海に流す場面が、「枕草子」には「うつくしきもの、ひいなの調度」とあり、平安王朝の雛遊びが発展し、江戸時代には雛人形は武家の子女など高身分の女性の嫁入り道具に。目黒雅叙園では「「ミニチュア×百段階段~文化財に広がるちいさな世界~」を開催。
啓は開くの意味、蟄は虫が地中に閉じこもるの意で虫が、地中から出て動き出す日。
国際的な婦人解放の記念日。国際デーの一つ。2025年は国連で1975年に制定されて50周年、今年は「すべての女性と少女のために ー権利、平等、エンパワーメントを」がテーマ。HAPPY WOMAN®︎のシンボルカラーは「幸せの黄色 HAPPY YELLOW ミモザの日」
【東京大空襲の日】1945(昭和20)年のこの日深夜0時頃、東京でアメリカ軍B29爆撃機344機による爆撃があり、 死者約10万人、焼失家屋約27万戸、第二次大戦で最大級の被害。
平成12(1999)年「東京都平和の日条例」を制定。早、八十年の年月が。都本庁舎で記念式典。
2011年【平成23年】の14時46分、宮城県沖海底で、(Mw)9.0の日本観測史上最大の地震が発生、津波により大平洋沿岸部で死者・行方不明者は1万9千人以上、建物は全半壊、38万戸以上の壊滅的な被害。福島原子力発電所で炉心溶融事故。後、原発エネルギーに疑問を持つ脱原発運動が起きたが、コロナ禍や夏の極暑化で衰退ぎみに。
春の訪れを告げる年中行事。正式には修二会(しゅにえ)東大寺領であった若狭から水を運んだことに由来。この香水(こうずい)で身を清めた僧(練行衆)が、仏前で罪過を懺悔、天下安穏を祈願し松明(たいまつ)を持ち疾走、厄除の火の粉を浴びたい民衆で賑わう。752年から欠かすことなく1273回を迎える。
福岡の菓子店が1977年、バレンタインデーの返礼にマシュマロデーを制定。
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は昼夜がほぼ同じ時間。彼岸と此岸(しがん)が最も通じやすくなると言われ、墓参をする。
春彼岸の中日。
詞 長谷邦夫
曲 井上陽水【1948-】
1973年発売の井上陽水のアルバム『氷の世界』収録の曲。作詞の長谷邦夫【1937-2018】は赤塚不二夫を長年支え、手塚治虫、石ノ森章太郎との出会いと別れ、山下洋輔、タモリ、筒井康隆、井上陽水達との交友の中で数々の伝説を作り上げたパロディ漫画家。『まんがNo.1』という雑誌(責任編集は赤塚不二夫名義)の編集時、付録のフォノシートの曲をデビューまもない陽水に依頼、詞を自ら書いて提供した。
ねえ 君、二人でどこへ行こうと
勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと
思っていたのさ
町へ行けば花がない
町へ行けば花がない
今は君だけ見つめて歩こう
だって君は花びらになるのは
だって狂った恋が咲くのは三月
後略
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