2024年1月12日「東武朝日新聞」に、前回に引き続き松戸校・細川校長へのインタビューが掲載されました。
型にはまらない独創性が開花。着物が人生の生きがいへ
細川さんが校長として経験を重ねると、持ち前の好奇心とサービス精神を発揮していくことに。講師には遊び心や好奇心が必要だと考えていた。例えば、帯結び一つをとっても基本の帯結びに独自のアレンジを加えて創作を楽しんでいる。アレンジを加えた帯結びが楽しいという。
細川さんの創作意欲は着付けの技術だけにとどまらない。とんぼ玉の収集を趣味にしているだけあって、着物用の小物、根付や帯飾りを制作した。それは、他の講師たちに興味を持たれ特別授業として取り上げられるなど学院内で一時はブームを起こした。今は干支「龍」の縮緬のアクセサリーを制作中だ。
教室では生徒たちに楽しんでもらおうと、お出かけイベントも頻繁に計画する。お出かけ会や茶会などスタッフの提案に積極的に賛同してくれるのも細川さんの魅力である。「教える側も教えられる側も楽しい方がいいから」と、明るく若々しい表情がとても印象的だ。「細川さんにとって着物とは」 と尋ねるとすぐに答えが返ってきた。
「着物を着ると、別世界にいる気分になり所作もかわります。気持ちも上向いてくるようです。」 着物を自分で着ることができる幸せをより多くの人に味わってもらいたいという。「毎日の生活の中で、着物を着るゆとり、贅沢な時間を一人でも多くの方に経験していただきたいと思っています。」と細川さん。趣味で続けている”占い”は、よく当たると生徒達からも評判だ。こんな多彩な魅力に惹かれてか、長く細川さんのもとに通い講師となった生徒もいる。
(終)
細川 節子(松戸校校長)(ホソカワ・セツコ)
彩きもの学院松戸校校長。2001年より生徒として彩きもの学院で学び、 講師の資格を取得。各校で講師として経験を積み、2017年に校長職に就く。
関連項目
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